ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

ヨーロッパの街の広場にある人との出会い

2019-07-05海外移住

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ヨーロッパではどんな街にも広場と教会があって自然とそこに人々が集まっている。あまりにも日常に溶け込んでいて気が付きにくいけど、こんなことが何世紀も昔からずっと続いているのはそれがとても上手に設計されているからだろう。

ベルリンに移住してから暇さえあればヨーロッパの国々を旅行するようになった。EU内はそこまでお金をかけなくても気軽にいろんな国に行けて面白い。

するとポルトガルでもドイツでもスペイン、イタリア、ポーランド、チェコ、フランス、デンマークと、どこの国のどこの街でも広場や教会で休憩して、そこに居た人達とちょっとした話をした。 旅行中はいろいろ見て回るし、歩く距離が長くなって「あー疲れた」となりがち。すると自然に広場に行き着いてそこの木陰や教会の中で休憩することになる。

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ヨーロッパの夏は暑い日でも、空気が乾燥していて影に入ると涼しくて汗がひいていく。南イタリアの暑い日でも高い天井で石によって作られた教会の中はエアコンも無いのに驚くほど涼しく快適だ。またドイツの寒い冬でも教会の中に入れば温かい。

おそらくこれと同じことを何世紀も前の人々が感じていただろうし、そうして人々が集まって交流していたことを想像するのは楽しい。

南イタリアのバーリという街やスペインのジローナには旧市街があって、その地域一帯は昔の建造物と道がそのまま残されている。その地域に足を踏み入れると中世にタイムスリップしたような感覚になる。中央に城があると敵の侵入を防ぐ意味もあって、狭い路地が入り組んでいてGoogleMapをよく見て歩かないと迷子になっりしてしまう。

そうしてあちこち歩いていると、必ずふと広場と教会に出くわす。広場や教会は営業をしている訳ではないので客の呼び込みのように「さぁーこっちに来てください。休んでいってください」などとは誰も言ってない。でも自然と人が集まるように設計されていて、なぜかそこに行き着くし、見ただけでホッとする感覚がある。

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これは南ヨーロッパで顕著なのだが、とにかく人が親切で話好き。私はイタリア語やスペイン語などの現地語が一切できなくて、英語でしかコミュニケーションが取れないのだが、それでもなにかと話かけてくる。 満員電車の中や混雑した商業施設の中には無数の人だかりができているが、誰もあんな風にリラックスして見知らぬ人とちょっと出会って会話を交わすようなことはない。 でもヨーロッパの小さな街の広場には自然と人々が集まり、交流を促すような雰囲気に包まれている。「旅行してるの?」となにげなく話しかけられて、そこから別に深い話をする訳でもないけどなんか楽しい。

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12月のドイツの広場や教会ではクリスマスマーケットがたくさん出てきて盛り上がっている。クリスマスの飾りはドイツの街の雰囲気によく合う。そこには寒い季節であっても「外に出てみたい」「あのクリスマスマーケットを見てみたい」と思わせるには十分な要素が詰まっている。 そうして人と人が出会うのだろう。

クリエイティブな作業には「人との出会い」が重要な要素になる。ほとんどひとりで作業する作家のような活動であっても人との出会いがなければモチーフを発見できないし、なにより刺激が得られない。共同作業であればなおさらに人との出会いが重要になる。

ヨーロッパの昔の人々はその人との出会いをとても上手に広場と教会という形で設計したようだ。

実は南イタリアの小さな街でぼんやりとこのコミュニティ設計の要素をウェブ上に取り入れるにはどうすればいいのか、ずっと考えていた。何百年以上も続く伝統がカンタンにコピーできる訳は無いが、数多くのヒントを得た気がしている。

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